買い物に便利なクレジットカードやデビットカード。通常は銀行口座から引き落とされるものですが、「ビットコインのクレジットカードってあるの?」なんていう質問を受けることもあります。
そこで、今回はそんな噂の真相を解明していきます。
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ビットコインのクレジットカードってあるの?
クレジットカードの仕組みを簡単に確認しておきましょう。
例えばユーザーがクレジットカードを利用してスーパーでお肉を買うとしましょう。すると、スーパーはカード会社に対してお肉の代金を請求します。
カード会社は後日、その金額をユーザーに対して請求(銀行からの引き落としが基本)。そして、ユーザーから回収した金額をもとに、カード会社はスーパーに支払いをします。
「ビットコインのクレジットカード」とは、カード会社がユーザーに対して請求する際に、口座からビットコインを引き落としてくれるカードと想定されます。
しかしながら、現状では残念なことに、そういったサービスを行っているカード会社はありません。
では、なぜそんな噂が立ったのでしょうか。
ビットコインのデビットカードは存在する!
実は、クレジットカードではなく「ビットコインのデビットカード」は存在するのです。
詳しくない方のために一応説明しますと、デビットカードとはクレジットカードと同様、お店で支払に利用することのできるカードです。
違う点は、クレジットカードが月に1度、前月に利用した分の金額をまとめて銀行から引き落とすのに対し、デビットカードは利用後に即時引き落とされるところ。
クレジットカードであれば引き落とし口座にお金が入っていなくても買い物をすることができますが、デビットカードの場合は残高がなければ買い物をすることはできません。
一方で、「使いすぎることがない」、「お金の管理が楽」、「現金を持たなくても買い物できる」などのメリットがあります。
さて、そんなデビットカードですが、引き落とし先としてビットコイン口座を指定できるものが存在します。
これは非常に画期的で、ビットコインが口座にあれば、それを利用してデビットカードで買い物ができるということになります。デビットカードがあれば、買い物をするのにビットコインをわざわざ現金化する必要がないのです。
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今選べるビットコインのおすすめデビットカード
ここでは、現状手に入るビットコインのデビットカードの中から、代表的なものを2つ紹介します。いずれも、WEBサイトから登録することが可能です。
Wirex
日本語対応のサイトがあり、登録しやすいのが魅力のWirex。もともとはE-coinという名称でしたが、現在はWirexに統一されています。
iPhoneやAndroid向けのアプリも日本語でリリースされていて、手元で入出金を行えるなど、デビットカードを利用するうえでのサポート体制もばっちり。
今一番使いやすいビットコインのデビットカードです。
Xapo
香港の法人として、アメリカのカリフォルニア州パロアルトに本社を置くのがXapo。
ホームページは英語なので、慣れていない人はひるんでしまうかもしれませんが、翻訳アプリなどを使用すれば簡単に登録することができ、日本にもカードを発送してくれます。
もちろん、届くカードは使用上、一般的なデビットカードと変わりありません。
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使いやすいビットコインプリペイドカードも
デビットカードとは別に、事前にビットコインをチャージしておくことで買い物に利用できる、ビットコインプリペイドカードも紹介しておきます。
代表的なものは、株式会社カンムがサービスを提供している「バンドルカード」。事前にiPhoneかAndroidにアプリを落として必要事項を入力すれば登録完了。
これだけでアプリ上に「バーチャルカード」ができてオンラインショップでの決済ができるようになります。
実店舗でも利用したいという人は、アプリを通じて「リアルカード」申し込めばOK。Visa加盟店で買い物ができるようになります。
まとめ
ビットコインは現物がないだけに、実店舗での買い物には利用しにくいと考えている人もいるかもしれませんが、デビットカードやプリペイドカードを使うことで実際の通貨(法定通貨)以上に簡単にショッピングができます。
既にビットコインを持っている人は、1枚持っておくと便利ですよ。
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