ビックカメラでビットコインを使ってみた! BTC決済レビュー

ビットコイン

大手家電量販店のビックカメラはビットコイン取引所のひとつ、bitFlyerと提携し、業界で初めて買い物にビットコイン決済を利用できるサービスを始めました。

こちらは2017年4月7日にスタートしたもの。

ビックカメラ有楽町店とビックロ ビックカメラ新宿東口店の2店舗で試験的に導入されています。

仮想通貨の業界の中ではビッグニュースであり、ニュースや新聞等でも報じられましたが、一方でビックカメラのウェブサイトでは目立った告知はされておらず、公式情報はbitFlyerのリリースが出ているのみ。

そもそもビックカメラは訪日外国人をターゲットにビットコイン決済を導入したと考えられていますので、積極的に国内向けにPRする必要性を感じていないのかもしれません。

ただ、訪日外国人でなくとも、ビットコインに興味のある方なら、品揃え豊富な家電量販店での決済を試してみたくなることでしょう。

そこで、今回は実際にビックカメラでビットコイン決済をレビューしていきます。

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事前に準備しておけば、ビットコイン決済は簡単!

結論から書いてしまうと、スマートフォンさえ持っていれば、ビックカメラでのビットコイン決済は拍子抜けするほど簡単です。

事前に必要な準備は、

bitFlyerのアカウントを作成する

②bitFlyerでビットコインを入手する

③スマートフォンにアプリ「bitFlyerウォレット」をダウロードしておく

この3つだけです(②と③の順番は逆でも構いません。)

これだけ準備できたら、早速ビックカメラに向かいましょう。今回利用したのはビックカメラ有楽町店です。

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図1

店内のいたるところに、ビットコインで支払いができることをPRするポスターや看板などが設置されています。

 

図1

ここに書かれている通り、すべてのフロアでビットコイン決済が利用できます。各階に1台ずつ、ビットコイン決済可能なレジが用意されているようです。

ビットコイン決済だからといって、レジとは別の場所で店員を捕まえる必要はなく、レジに行って「ビットコインで支払いたい」という旨を伝えるだけです。

ただし、レジにビットコイン支払いの可能なマークが付いていることを確認しておきましょう。普通のレジは対応していません。

普通のレジで対応された場合「ビットコインで」と伝えると、ビットコイン決済対応のレジまで移動することになります。

 

図1

カメラでQRコードを読み取るだけ

買いたいアイテムのバーコードがレジに読み込まれると、店側のスマートフォン端末上に決済用のQRコードが出てきます。

これを「bitFlyerウォレット」アプリで読み取りましょう。

QRコードを読み込むには、アプリを起動した後の画面の右上にある「QRコード」と書かれたところをタップします。すると、カメラ画面に切り替わります。

 

図1

 

枠内にQRコードが入るようにすると、決済画面に移ります。

図1

 

ここで「支払う」をタップすれば決済完了です。

図1
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レートは、ほぼチャート通り

さて、今回の買い物では、1,296円の書籍を0.00484BTCで購入しました。手数料が含まれていることを無視して計算すれば、1BTC=約267,768円というレートで決済されていることになります。

買い物した時点で、bitFlyerのチャートが示したBTC/円のレートは、1BTC=268,000円だったので、ほぼこのレート通りに計算されていることがわかります。

「不利なレートで決済されて、損をしてしまうのではないか」と考える方もいるかもしれませんが、少なくとも今回の買い物ではそのようなことはありませんでした

為替に慣れていない方のために補足しておくと、例えば今回のタイミングでビックカメラ側が1BTC=200,000円というレートで決済していたとすれば、1,296円に対して0.00648BTCを支払わなければならなかったことになります。

同じものを購入するのに、より多くのビットコインを支払わなければならないことになるので、こうしたレート設定は利用者にとって不利なものとなるのです。チャートと同様のレートで購入できるということは、公平性が担保された決済であると言えます。

なお、レシートにはきちんとビットコインで決済した旨が表示されていました。

 

ビットコイン決済レビュー

今回買い物して感じたのは、

①ビックカメラのビットコイン決済はbitFlyerのアプリを使えば簡単

②試してみたい人は、その場でビットコインを買って決済しても損しない

③買い物客が並んでいる時の決済テストは避けたい

という3点です。

①に関してはすでに書いた通り。ビックカメラ側の端末に表示されたQRコードを読み込むだけなので非常に簡単です。難しいことは何もありません。

ハードルはbitFlyerのアカウントを作るところくらいですが、そもそもbitFlyerのアカウントはスピーディに作成できることが魅力なので(別記事をチェック)、都内在住の方であればすぐに試すことができます。

bitFlyerの口座開設はこちら

 

②ですが、レートの変動リスクが気になる方は、その場でアプリからビットコインを手に入れ(取引所または販売所)、そのビットコインですぐ買い物をすれば、ほとんど損することはないでしょう。

 

さて、最後に③。

ビットコイン決済の可能なレジは、1フロアに1台のみ。仮にレジカウンターが「A、B、C、D、E…」と並んでいたとしても、Aのみ決済可能といったイメージです。

買い物客が並んでいる時は、空いたレジから順番に案内されるので、A以外のレジに呼ばれることも十分考えられます。その時は、「ビットコイン決済」であることを告げてAまで移動しなければなりません。

そのため、混雑時には周りから嫌な目で見られる可能性も否定できません。もちろん、必要性があってビットコイン決済をするのであれば何の問題もないのですが、「ちょっと試してみようかな」と行った感じであれば、空いているタイミングを狙ったほうが無難です。

 

注意点

ビックカメラのビットコイン決済サービスは、bitFlyerのシステムを利用したものです。

そのため、bitFlyer以外のウォレットから決済しようとすると、手数料が高くなったり、手順が複雑になったりする恐れがあります

bitFlyerウォレット(アプリ)以外で決済しようとする時は、必ず事前にその旨をお店の人に伝えるようにしてください。

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未来の決済方法を体感してみよう

文中でも書いた通り、ビットコイン決済のレートはほぼその時点のチャートと合致していますので、円→BTC→決済という形をとっても損はしませんが、お得なわけではありません。

お得感だけを見れば、ポイント還元率の良いクレジットカードなどで決済した方が、よほどプラスになるでしょう。

ただ、いずれ日本にも来るかもしれない「仮想通貨決済時代」に備え、ビットコイン決済を経験しておくことは無駄ではないはず。

都内近郊に住んでいてbitFlyerのアカウントを作成済みの方は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

それでもお得に決済したい方は

ここまで読んで「お得でないのならばビットコイン決済なんて利用しない」と思った方のために、ひとつだけお得になる可能性のあるテクニックを紹介していきます。

bitFlyer以外の取引所(A取引所と仮定)のレートが、bitFlyerのレートと比較して円安ビットコイン高だった場合、まずA取引所で日本円をビットコインに替え、それをbitFlyerのウォレットに送金します。あとはbitFlyerのアプリで決済するだけです。

手数料の関係から、bitFlyerと他の取引所間のレート差が大きい時にしか使えない手ですが、お得に買い物をするひとつの方法として頭の片隅に入れておきましょう。

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