金融商品としての側面が大きいビットコインですが、最近では都内を中心に買い物時の店頭決済手段として導入する店舗も増えており、実用的な通貨としての利用価値を高めています。
ただ、ビットコインを利用するためには当然、まず手に入れなければ始まりません。ビットコインを購入するにはいくつかの方法がありますが、ネット上には「コンビニでも買える!?」というような情報も散見されます。
そこで今回は、ビットコインを手に入れる方法を紹介しつつ、コンビニでも手に入るのかどうか、その真偽を検証していきます。
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ビットコインを手に入れるためには…
現在、ビットコインを購入するのに主流なのは、ビットコイン取引所を利用する方法。ビットコイン取引所とはその名の通り、ビットコインを売買できるサービスで、ホームページ上で取引をすることができます。
国内では、bitFlyer、coincheck、zaifなどがこのサービスを取り扱っています。利用方法は他記事でも紹介していますが、基本的には
②個人情報等の入力、本人確認
③入金
④ビットコイン購入
といった流れとなります。
株やFXを扱う従来の証券会社と比べて、口座が作られるまでが非常にスピーディなのが特徴で、アカウント作成から取引まで即日、早ければ数時間とかかりません。
もっと気軽に買えないの!?
取引所を利用したビットコインの購入は上記の通り非常にスムーズなのですが、それでもインターネットに接続する必要があったり、本人確認書類を提出しなければならなかったりと、面倒な手間もあります。
なかでも最大の障害は「入金」です。取引所の口座に入金しなければ当然、ビットコインを購入することはできないのですが、入金の主な手段は銀行振込です。
仮想通貨のメリットは銀行を通さなくても送金などが行えることだというのに、ビットコインを購入するのに銀行を利用しなければならないというのはなんとも皮肉な話です。
入金せずにクレジットカードで購入するという方法もあるのですが、この場合はしっかりと手数料分を引かれたレート設定となってしまいます。
現状でビットコインを手に入れるにはそれなりのハードルがあり、購入に二の足を踏む方がいるのも仕方のない状況と言えます。
より気軽にビットコインを購入する方法はないのでしょうか?
コンビニでも購入できる!?
そこで気になるのが本記事のタイトルにもある通り「コンビニで買う」という方法です。では、果たしてコンビニのレジでお金を払い、ビットコインを受け取るということは可能なのでしょうか?
答えは「NO」です。
ネット上に書かれている「コンビニでビットコインを購入できる」というのは、実際には「ビットコイン取引所への入金を、コンビニからできる」という意味で、ビットコインの購入自体は取引所のホームページ上で行うことになります。
上に挙げたbitFlyer、coincheck、zaifといった取引所で採用されている入金サービスなのですが、クレジットカードがなくても、また銀行まで行かなくとも入金ができるという意味では、確かに便利なものです。
実際にやってみた!
ここでは、実際にコンビニを利用した入金の流れを紹介します。
まず、サイドのバーから「入手金」を選び、さらに「コンビニから入金する」を選択します。
すると、下のような画面が出てくるので、支払いたいコンビニを選択します。今回はローソンでの支払いを選択しました。
お客様番号/オンライン決済番号と確認番号が表示されます。これをメモしてローソンに行きます。
Loppiにそれぞれの番号を入力します。
代金支払申込券が出てきますので、これを持ってレジで現金を支払います。代わりに取扱明細書兼領収書がもらえます。
支払い後はリアルタイムで入金が口座に反映されますので、コンビニから帰ってきてPCを確認する頃にはすでに入金が済んでいるはずです。
まとめ
コンビニ入金の流れを紹介しましたが、実際に利用してみるとやはりインターネット上でのネットバンキングによる振り込みや、クレジットカードでの購入の方が、わざわざコンビニに足を運ばなくても済む分、便利に感じました。
一方、銀行のネット口座やクレジットカードを持っていないという方にとっては都合の良いサービスと言えます。
ビットコインは取引所ごとに、いくつかの入金パターンが用意されていて、なかにはコンビニ入金を導入していない取引所もあります。
コンビニ入金を利用したいという場合は、取引所のアカウントを作成する前にしっかりと確認するようにしましょう。
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