三菱UFJ銀行が発行するMUFGコイン情報まとめ

MUFGコイン 仮想通貨一覧

三菱UFJ銀行が独自の仮想通貨を開発中であり、コスト削減に期待する発表を2016年2月に発表しました。

新しい金融サービス「フィンテック」の一つで、実用化されると金融取引、管理などの費用を大幅に削減するだけでなく交際送金や振り込み手数料が安くなると予想しています。現在判明している三菱UFJ銀行のMUFGコインについて最新情報をご紹介します。




 

MUFGコインの今ある情報についてまとめます

三菱UFJ銀行が着手している仮想通貨の名前はMUFGコインと呼ばれています。この取り組みは仮想通貨の中核技術であるブロックチェーンの活用をするための足掛かりとして新しい金融サービス「フィンテック」の本命とされています。

フィンテックとはFin Teckと表記し、金融(Finance)と技術((Technology)を組み合わせた造語です。ITを活用して金融や決済、財務サービスなどの世界に革新をもたらすものです。

三菱UFJ銀行は2015年秋から開発に着手し、既にスマートフォンで使えるアプリケーションの試作品を完成させたといいます。スマホによるコインのやり取りを検証しているようです。

銀行のほとんどが銀行を通る金融取引データを大型コンピューターで管理しているため、システム投資には膨大な費用がかかります。

MUFGコインを使うと複数の小型コンピューターのネットワーク上に取引記録台帳を安く構築できるようになります。それを実装するものがブロックチェーン技術です。

 

MUFGコインの目的は?

システム投資を削減できる

MUFGコインは、基幹系のシステム削減というのが第一の目的のようです。ブロックチェーン技術により大型コンピューターで維持する必要がなくなるため、システム投資を削減することが可能になります。

銀行のシステム維持は通常、大手SIrが行っており、システム維持やメンテナンスに莫大な維持費がかかっています。ブロックチェーン技術を使って運用コストが低くなれば、三菱UFJ銀行側もかなりの節約になります。

 

海外送金取引のスピード化

海外支店に振替する場合、取引が一瞬で済むというところも三菱UFJ銀行側からしたら非常にメリットが高いでしょう。

海外支店はセキュリティ上中央ホストに直結していないので、日本と海外の振替は時間もかかりロスが多いはずです。仮にブロックチェーンによる振替が可能になれば、安全にリアルタイムで残高記録が行えます。ネットワークのセキュリティを考えた場合に中央ホストにつないでいない支店やブランチにとっては画期的な方法になるでしょう。

これは三菱UFJ銀行側だけのメリットではありません。利用者にとってはかなりのメリットが期待できます。

 

利用者に向けたサービスの内容とは

一般の利用者に向けたサービス内容は三菱UFJ銀行に口座を持つ人なら1円=1MUFGというレートで預金交換が可能になります。

MUFGを使うと利用者同士でコインを移動することが可能になります。これは今まで利用者同士同じ口座で送金していたことと同様、MUFG専用のウォレット経由でお互いにMUFGコインを送金することができます。

手数料は無料で、一瞬で送金することが可能になり、しかも24時間いつでも送金できます。

海外で使う場合、ウォレット経由で送金されるのでリアルタイムに着金して活用することが可能になります。MUFG→BTC→USDという形で換金できるかもしれません。MUFGにリアルな口座がなくてもインターネット経由で口座を作る(ウォレットを作る)ことができるようになるでしょう。

 

MUFGの将来性

このようにMUFGが実装されると海外と国内の振替コストが大幅に下がることが想定されます。三菱UFJ銀行の基幹システムの運用コストが削減されるだけでなく、ユーザーにもかなりのメリットが生まれるでしょう。

また銀行口座を持たない人でもMUFG提供のウォレットが使え、MUFGコインを利用することができるようになるとのことです。

三菱UFJ銀行の新しい取り組みは日本の銀行業界にかなりの影響を与えると想像できます。MUFGが運用開始になると、他銀行も足並みを揃えて導入することを検討するかもしれません。

そうなると先行で通貨を発行した三菱UFJ銀行はアドバンテージが高くなり、MUFGの通貨価値は上がる可能性があります。

自行の運用費削減だけでなく、ユーザー側への大きなメリットを考えると将来性が期待できる取り組みです。近い将来MUFGコインを使ってスマートコントラクトまで組めるようになると、技術革新を享受するだけでなく従来の社会構造(契約・財産の維持・税金の支払いなど)に大きな変革をもたらすでしょう。非常に期待できるコインです。




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