胡散臭い?ビットコインの詐欺手口実録3選

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ブロックチェーン技術を利用して作られた仮想通貨・ビットコイン。円やドルなどの法定通貨と比較しても、非常にメリットの多いものです。

でも、世間の評判を聞いていると(特にビットコインを持っていない人に多いのですが)、「ビットコインって便利そうだけど、なんとなく信用できないんだよね」、「すごい詐欺事件のあったアレでしょ?」なんて声が聞こえてきます。

今回の記事では、その理由を探りながら、ビットコインの実用性・信頼性について考察していきます。

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ビットコインで犯罪に巻き込まれる?

さて、実際にビットコインは胡散臭い通貨なのでしょうか? もちろん、そんなことはありません。世の中にはビットコインを持っているだけで犯罪に巻き込まれると信じている人もいるようですが、それは大きな間違いです。

こうした考えの人の多くは、ビットコインのことを「ポッと出てきた怪しい通貨」と考えいます。少し前であれば、確かにそうだったかもしれません。

今やビットコインの発行量は1,000万BTCをはるかに超えています。2017年2月現在のビットコイン/円のレートは1BTC=10〜12万円。単純に計算しても、この時点でビットコインは1兆円以上の規模を持っており、決して馬鹿にできるような存在でないことは明らかです。

技術的に見ても、通貨規模から見ても、決して「胡散臭い」ようなポイントのないビットコイン。では、なぜ世間的なイメージはそれとは真逆の場合があるのでしょう。

その原因となっていると考えられる、いくつかの詐欺事件を紹介していきます。

 

マウントゴックス事件を知る

日本におけるビットコインのマイナスなイメージを決定づけたのが、マウントゴックスの事件です。大きく報道されたため、「ビットコイン=マウントゴックス」というようなイメージを持つ人もいます。

しかしながら、この事件にビットコイン自体の信頼性を疑うような要素は一切ありません。それは、ビットコイン自体に不具合があったのではなく、マウントゴックスという会社に原因があったとされているからです。

マウントゴックスは、日本にあった「ビットコイン取引所」のひとつでした。ビットコイン取引所とは名前の通り、そこを経由してビットコインを購入できる場所のことです。

2014年、マウントゴックスはハッキングによる被害を受け、80万以上のビットコインを「消失」したと発表しました。さらにその後、社長が10億円以上の資金を不正流用していたとして逮捕されています。

事件が引き金となり、ビットコインのレートは一時的に大きく値崩れすることになりました。

さて、この事件はビットコインの仕組みが原因で起きたのでしょうか? 答えはノーです。これはいわば、マウントゴックスという企業が起こした詐欺事件のひとつと考えられます。

詐欺は、対象が円であろうとドルであろうと行われるもので、それがビットコインだったからといって「ビットコイン=信頼性がないもの」と結論づけることはできません。

結果として、その仕組み自体に大きな欠陥がないということで、値崩れしたレートはすぐに上昇し、今ではそんな事件などなかったかのように高騰しています。

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ネットの情報商材!?

マウントゴックスの事件を見ていくと分かる通り、ビットコインについて正しい知識を持っている人というのは少ないものです。こうした「新しくて、わかりにくいもの」というのものには詐欺師が群がってきやすいこともまた事実です。

例えばインターネット上に転がっている、情報商材サイト。「ビットコインで楽して儲ける!」とか、「絶対にうまくいくビットコイン投資」というような表現で巧みに消費者を誘惑しているようなものが見受けられます。

しかしながら、ビットコインに関する情報商材のほとんどは大仰な宣伝文句だけで中身のないものばかりです。そもそも、投資において「絶対にうまくいく」ような方法などありえません。

グーグルのアップデートなどによって、こうした商材の氾濫は一時期に比べてだいぶなくなりましたが、ビットコインについてのいかがわしいイメージを植え付けてしまった一因となったと言えます。

クレジットカード詐欺

2016年には、会社員が「ビットコイン取引所」から90万円分以上のビットコインを騙し取るという事件も起きています。

他人の運転免許証を使って本人確認して口座を開設し、他人名義のクレジットカードでビットコインを購入したというものです。購入したコインは海外の口座に移してから本人名義の口座に送金していました。

一読すると、「口座を移すだけで詐欺行為ができてしまうなんて、やはりビットコインは信用できない」というふうに考えてしまいがちですが、実際にはこの事件の顛末がビットコインの信頼性を示す結果となりました。

警視庁サイバー犯罪対策課は、ビットコインの特徴である「ブロックチェーン」を解析することで、犯人を特定していったのです。

この事件は、結果的に「ビットコインを利用した詐欺は、失敗する」ということを示すことになりました。

 

まとめ

いずれの事例も詐欺行為として認められるようなものでしたが、やはりビットコイン自体の信頼性を大きく傷つけるようなものではありません。

流通量や取引量、ユーザーが増えるほど信頼性が高まっていくのが、ビットコインの魅力のひとつ。ブロックチェーン技術によって、今後もその信頼性はさらに高まっていくと考えられます。

重要なのは「詐欺行為」に騙されないよう、きちんとした知識を持っておくこと。当サイトを始め、いろいろなところで情報収集して正しい知識を身につけていきましょう。

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